はじめに:「関連記事へのリンクを貼る」——それだけのことに2時間かかった
ブログの記事を書いていると、 「この話は別の記事で詳しく書いたな」というタイミングが出てきます。
そのとき、読者がすぐにその記事に飛べるようにするのが内部リンクです。
「リンクを貼るだけでしょ?簡単でしょ?」 僕もそう思っていました。
でも実際にやってみると、わからないことだらけでした。 テキストリンクとブログカードどっちがいいの? アンカーテキストって何? しかも適当に貼っていたら、SEO的に逆効果になる貼り方をしていたことが後からわかりました。
この記事では、内部リンクについて僕がつまづいたポイントと、 調べてわかった正しい貼り方を全部書きます。
この記事でわかること
- 内部リンクとは何か・なぜSEOに効くのか
- WordPressでの具体的な貼り方(テキストリンク・ブログカード)
- アンカーテキストの正しい書き方
- 内部リンクを貼るべき5つの場所
- 1記事あたり何本が目安か
- SEO効果を最大化するリンク設計の考え方
- やりがちな失敗パターン
結論:内部リンクは「読者の次の行動を作る道しるべ」
先に結論です。
内部リンクの目的は、 読者を「次に読むべき記事」に案内することです。
- SEO的には——Googleがサイト内を巡回しやすくなり、記事の関連性が伝わる
- 読者的には——関連する情報にスムーズにたどり着ける
- 運営者的には——サイトの滞在時間が伸びてPVが増える
つまり、内部リンクは 読者・Google・自分の全員にメリットがある仕組みです。
僕が内部リンクを整備し直してから、 GA4で確認した1セッションあたりのページ数が 1.2→1.8に改善しました。 読者が他の記事も読んでくれるようになったということです。
そもそも「内部リンク」とは何か

外部リンクとの違い
リンクには2種類あります。
| 種類 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 内部リンク | 自分のサイト内の別ページに飛ぶリンク | SEOの基本を学んだ記録 |
| 外部リンク | 自分のサイト以外のページに飛ぶリンク | ラッコキーワード |
この記事で扱うのは内部リンクです。
内部リンクがSEOに効く3つの理由
理由①:クローラビリティが上がる
Googleはリンクをたどってサイト内のページを発見・評価します。 内部リンクが適切に貼られていると、新しい記事もGoogleに見つけてもらいやすくなります。
Search Consoleの記事でサイトマップを送信したのもクローラーに記事を見つけてもらうための作業でしたが、内部リンクがあればサイトマップだけでは伝えきれない記事同士の関係性まで伝わります。
理由②:読者の滞在時間が伸びる
1つの記事を読み終えた読者が「もっと読みたい」と思ったとき、 内部リンクがあればそのまま次の記事へ移動できます。 内部リンクがなければ、記事を読み終えた時点で離脱されてしまいます。
理由③:サイト全体の専門性が伝わる
関連性の高い記事同士がリンクで繋がっていると、 サイト全体が「このテーマについて詳しいサイト」として評価されやすくなります。 SEOの記事で解説したE-E-A-TのExpertise(専門性)を高める効果があるということです。
僕がつまづいたポイント① リンクの「貼り方」がわからなかった
WordPressのブロックエディターでリンクを貼る方法
これが最初のつまづきでした。
「リンクを貼る」と言っても、具体的にどう操作すればいいのか。
WordPressのブロックエディター(Gutenberg)でのやり方を説明します。
テキストリンクの貼り方
- リンクにしたいテキストを選択(ドラッグ)する
- ツールバーに出てくる リンクアイコン(🔗) をクリックする
- URLを入力する欄が出てくる
- リンク先の記事のURLを入力する(またはタイトルで検索する)
- Enterキーを押して確定する

ポイント: 手順4で、URLを直接入力する代わりに、
記事のタイトルの一部を入力すると候補が出てきます。
これを使うとURLを覚えていなくてもリンクが貼れます。
(ハマりポイント)
最初、リンクアイコンがどこにあるかわかりませんでした。
テキストを選択しないとツールバーが表示されないことに気づくまで、
10分くらいウロウロしていました。
キーボードショートカット
リンクを頻繁に貼るなら、ショートカットが便利です。
- Windows: テキストを選択して
Ctrl + K - Mac: テキストを選択して
Cmd + K
これでリンク入力欄が開きます。
慣れるとマウス操作より圧倒的に速いです。
僕がつまづいたポイント② テキストリンクとブログカードの違いがわからなかった
テキストリンクとは
文章の中に自然に埋め込むリンクのことです。
例:
「クラウドワークスの提案文についてはこちらの記事で詳しく書きました。」
ブログカードとは
記事のタイトル・アイキャッチ画像・概要がカード形式で表示されるリンクです。
見た目のイメージ:
┌──────────────────────────────────┐
│ 📷 [アイキャッチ画像] │
│ クラウドワークスの提案文を │
│ 改善したら返信率が3倍になった話 │
│ 提案文のビフォーアフターを公開... │
└──────────────────────────────────┘
どっちを使うべきか?
結論から言うと、場面によって使い分けるのがベストです。

(最初の失敗)
僕は最初、全部ブログカードにしていました。
すると記事の途中にカードが大量に並んで、
本文が読みにくくなってしまいました。
文中はテキストリンク、記事末はブログカード——
この使い分けに気づくのに時間がかかりました。
僕がつまづいたポイント③ 「アンカーテキスト」の書き方がわからなかった
アンカーテキストとは
リンクが設定されたテキスト部分のことです。
つまり、クリックできる文字列のことを指します。
例:
「提案文の改善についてはこちらの記事をご覧ください」
この場合、「こちらの記事」がアンカーテキストです。
ダメなアンカーテキストの例
実はこの「こちらの記事」というアンカーテキストは、SEO的にあまり良くないそうです。
NGなアンカーテキスト
- 「こちら」
- 「この記事」
- 「詳しくはこちら」
- 「ここをクリック」
これらはリンク先の内容がわからないというのが問題です。
Googleはアンカーテキストの内容から「リンク先がどんなページか」を判断します。
「こちら」では何もわかりません。
OKなアンカーテキスト
リンク先の記事の内容がわかるテキストをアンカーにする。
これだけでSEO効果が変わるそうです。
アンカーテキストの書き方のコツ

① キーワードを自然に含める
リンク先の記事が狙っているキーワードをアンカーテキストに含めると、 Googleに「このリンク先はこのテーマの記事」と伝わります。
- △「SEOについてはこの記事で書きました」
- ◎「SEOの基本と実際にやった改善策で書きました」
② 毎回同じ文言にしない
同じ記事へのリンクでも、毎回微妙に違うアンカーテキストにするのが自然です。 同じ文言の繰り返しは、Googleから不自然なリンクと見なされる可能性があります。
③ 長すぎない
アンカーテキストは一文以内が目安です。 段落全体をリンクにするのはNGです。
(僕の失敗) 1週目の記事では全部「こちらの記事で書きました」にしていました。 SEOを学んでから全部書き直しました……。
僕がつまづいたポイント④ どこに内部リンクを貼ればいいかわからなかった
内部リンクを貼るべき5つの場所
記事のどこにリンクを貼ればいいか——
これは明確なルールがあるわけではありませんが、
調べた結果と自分の経験から、5つの場所に整理しました。
内部リンクを貼るべき5つの場所
① リード文(記事の冒頭)
前提知識が必要な場合、 リード文の中で「先にこちらを読むとわかりやすいです」とリンクを入れます。
例: 「この記事はWordPressの構築手順の続きです。 まだ読んでいない方は先にそちらをどうぞ。」
② 本文中(関連する話題が出たタイミング)
文章の中で別の記事のテーマに触れたとき、自然な文脈でリンクを入れます。
例: 「SEOの基本を学んだおかげで、 検索順位が10位以内になりました!」
これが最もSEO効果が高い内部リンクです。 文脈に合った自然なリンクは、 Googleが「この2つの記事は関連が深い」と判断しやすいからです。
③ 見出しの直後
H2やH3の見出しの直後に、 「このセクションを深掘りした記事」へのリンクを入れるパターンです。
④ まとめの直前
まとめに入る前に、 「この記事で触れた内容の詳細はこちら」とまとめてリンクを貼ります。 読者が「もっと知りたい」と思ったときに次のアクションを提示できます。
⑤ 記事の末尾(関連記事セクション)
記事を読み終えた読者に「次はこれを読みませんか?」と提案する場所。 ここではブログカード形式が効果的です。
1記事あたり何本が目安か
調べた結果、1記事あたり3〜8本の内部リンクが目安です。
少なすぎると回遊が生まれない。 多すぎると「リンクだらけで読みにくい」と感じさせてしまう。
僕は本文中に3〜5本+記事末に2〜3本を目安にしています。
| 記事の長さ | 内部リンクの目安 |
|---|---|
| 2,000文字以下 | 2〜3本 |
| 3,000〜5,000文字 | 3〜5本 |
| 5,000文字以上 | 5〜8本 |
大事なのは数ではなく、 「この記事を読んでいる人が次に知りたいであろう情報」にリンクすることです。
実際にやった内部リンクの設計
トピッククラスターという考え方
トピッククラスターとは、 1つのメインテーマ(ピラー記事)を中心に 関連する記事(クラスター記事)を内部リンクで繋ぐ構造のことです。
僕のブログで言えば——
【ピラー記事】SEOの基本(/day6/)
├→ キーワード選定(/keyword/)
├→ 内部リンクの貼り方(この記事)
├→ Search Consoleの使い方(/search-console/)
├→ GA4の見方(/ga4/)
└→ リライトのやり方(/rewrite/)
ピラー記事からクラスター記事にリンクを貼り、 クラスター記事からもピラー記事に戻るリンクを貼る。 こうすることで、「SEO」というテーマでサイト全体の専門性が高まります。
こうやって関係性を先に可視化してからリンクを貼ると、 漏れなく、かつ自然なリンク構造を作れます。
過去記事へのリンク追加を忘れずに!
新しい記事を書いたら、 過去の関連記事にもリンクを追加することを忘れがちです。
たとえば、この内部リンクの記事を書いた後は、 SEOの記事にも 「内部リンクの詳しい貼り方はこちらの記事で解説しています」 と追加するべきです。
新しい記事を公開する→関連する過去記事にリンクを追加する この習慣を身につけると、 サイト全体のリンク構造が自然に強化されていきます。
リンクを貼り直した結果
全記事の内部リンクを見直した結果、
1記事あたり平均2、3本の内部リンクが入るようになりました。
やりがちな失敗パターン3つ
失敗① 「こちら」リンクを量産する
前述の通り、「こちら」「この記事」はSEO的にNGです。
リンク先の内容がわかるテキストをアンカーにしましょう。
失敗② 関連性のない記事にリンクを貼る
「とにかくリンクを増やせばいい」は間違いです。
読者が「なぜこの記事にリンクが貼ってあるの?」と思ったら逆効果。
自然な文脈でリンクが入ることが大前提です。
失敗③ リンクを貼りっぱなしで更新しない
記事が増えるたびに、過去の記事にもリンクを追加する必要があります。
僕はこれを忘れていて、 初期の記事が「リンク先のない孤立した記事」になっていました。
まとめ:内部リンクは「記事を書いた後のもうひと仕事」
内部リンクについて学んだことを整理します。
貼り方の基本
- テキストリンクは
Ctrl + K(Mac:Cmd + K)で素早く貼れる - テキストリンクとブログカードは場面で使い分ける
- アンカーテキストは「こちら」ではなくリンク先の内容がわかる言葉にする
設計の基本
- 1記事あたり3〜8本を目安に、自然な文脈で入れる
- トピッククラスターを意識してリンク設計する
- 記事が増えたら過去記事のリンクも更新する
記事を書くのに精一杯で、リンクの設定は後回しにしがちです。 でも、内部リンクは読者の体験とSEOの両方に効く重要な作業。 「記事を書く→内部リンクを設定する→過去記事にもリンクを追加する」 までがワンセットだと思って、毎回忘れずにやるようにしています。
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