作ってみた

AIに旅行プランを丸投げしてみた|ChatGPTの旅行GPTsは使えるのか?

AIに旅行プランを丸投げしてみた|ChatGPTの旅行GPTsは使えるのか? のアイキャッチ画像

はじめに:旅行の計画、毎回自分が立てる係になっていないか

旅行の計画、いつも自分が立てる係になってないモン?

友達との旅行あるある。「どこ行く?」「何でもいいよ」「任せる」。

結局、言い出しっぺが全部調べて、ルートを組んで、宿を探して、予算を計算する。

正直、旅行の計画って楽しい反面、めちゃくちゃ面倒です

特に何泊もする旅行だと、1日ごとのスケジュールを考えるだけで何時間もかかる。

そこで、福岡→大阪・京都の7泊8日旅行を計画するとき、ChatGPTの旅行特化GPTsにプランを丸投げしてみました。

結論から言うと、「下書きとしては優秀。でもそのまま使うのは危険」でした。

この記事でわかること

  • ChatGPTの旅行GPTsとは何か
  • 実際に投げたプロンプトと出力結果
  • 良かった点と微妙だった点
  • 実際の旅行との比較
  • AIで旅行プランを作るときのコツ

結論:「丸投げ」はダメだが「下書き」としては最強

先に結論です。

評価項目GPTsの出力スコア
観光スポットの提案定番を網羅していて参考になった★★★★☆
1日ごとのスケジュールルートの組み方が合理的★★★★☆
予算の見積もりズレていた(高めのお店ばかり提案)★★☆☆☆
宿泊の提案種類は合っていたが具体的な宿名が出ない★★★☆☆
最新情報の反映閉館・休業情報が古い★★☆☆☆
総合たたき台としては十分。そのまま使うのは危険★★★☆☆

スケジュールの「骨組み」を作ってもらって、価格や最新情報は自分で確認する。 これがAI旅行プランの正しい使い方です。


ChatGPTの旅行GPTsとは

ChatGPTのGPTsストアで旅行プランナーを検索している画面のスクリーンショット
ChatGPTのGPTsストアで旅行プランナーを検索している画面のスクリーンショット

GPTs(ジーピーティーズ)は、ChatGPTの中にある特化型のAIアシスタントです。
「旅行プラン作成」に特化したGPTsが複数公開されていて、旅行先や予算を伝えるだけで、スケジュールを自動で組んでくれます。

ChatGPTのGPTsストアで「travel」や「旅行」と検索すると、たくさん出てきます。

自分が使ったのは日本語対応の旅行プランナー系のGPTs。

無料プランでもGPTsは使えます(回数制限あり)。有料のChatGPT Plusに入っていなくても試せるので、ハードルは低い。


実際に使ったプロンプト

大阪旅行のプランを作ってもらうために、以下の条件を伝えました。

大阪・京都旅行のプランを作ってください。

条件:
- 出発地:福岡
- 日数:7泊8日
- 予算:合計5〜6万円(交通費・宿泊費・食費・観光すべて込み)
- 人数:1人
- 時期:2月
- 属性:大学生
- 宿泊:できるだけ安く(カプセルホテル、ドミトリー可)うち最初の3日は友達の家に宿泊する予定(京都市内)
- 必ず行きたい場所:道頓堀、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、清水寺
- 興味:食べ歩き、観光、写真
- 移動手段の希望:行きはJALスカイメイト、帰りは夜行バス 

1日ごとの詳細スケジュール(時間帯付き)と、
各日の予算目安を出してください。

プロンプトの書き方で学んだことを活かして、条件をかなり具体的に伝えました

「大阪旅行のプランを作って」だけだと、ふわっとした提案しか返ってこないので、予算・人数・時期・行きたい場所を全部指定するのがポイント。


GPTsが出してきたプランの評価

GPTsが出力したプランのスクリーンショット(一部)
GPTsが出力したプランのスクリーンショット(一部)

良かった点

①観光スポットの提案が具体的

「1日目:錦市場 → 八坂神社 → 祇園・花見小路散策」みたいに、具体的なスポット名と順番を出してくれました。
特にエリアごとにまとめてくれるのが便利。エリアごとに行ける場所を一気にリストアップしてくれるので、移動効率が良いルートになる。

自分で調べると「京都 観光スポット」で検索 → 30ヶ所くらい出てくる → どれを同じ日に回せるか考える、という作業が必要。GPTsはこの作業を一瞬でやってくれます。

②1日ごとのタイムスケジュールが合理的

「11:00 友人宅へ荷物を預ける → 12:00 錦市場で昼食・食べ歩き → 14:00 八坂神社→ 16:00 祇園・花見小路散策・写真撮影 → 18:00 京都駅周辺で夕食」みたいな、時間帯付きのスケジュール。

移動時間を考慮してルートを組んでくれているのがありがたい。「清水寺の後に嵐山に行って、その後に伏見稲荷」みたいな非効率なルートにはなっていなかった。

③「7泊8日の長期旅行」のスケジュール配分

3〜4日の短期旅行なら自分で組めるけど、7泊8日ともなると「中盤をどう過ごすか」が難しい。

GPTsは全体のメリハリを考えたプランを出してくれました。

7泊8日のスケジュールを一瞬で組んでくれるってすごいモン!

微妙だった点

①予算感がズレていた

これが一番の問題。「予算5〜6万円」と伝えたのに、GPTsが提案する食事は1食1,500〜2,500円の店ばかり。大学生の旅行で毎食そんなに使わない。

ランチ800円、夕食1,200円くらいが現実的な予算感なんですが、AIはどうしても「おすすめの有名店」を出しがちで、結果的に食費が予算オーバーするプランになっていました。

②AIは待ち時間を考慮してくれない

GPTsが提案したスポットの中には、待ち時間が発生する場所が含まれていました。AIは待ち時間を考慮していない為、プラン通りにいかない場合がある。待ち時間が発生してしまった場合は自分でそのあとのプランを考えなければいけません。

③宿泊先の「具体的な候補」までは出てこなかった

「最初の3日は友達の家に泊まる」「カプセルホテル、ドミトリー可」とプロンプトに書いたら、前半3日の宿泊費ゼロも、残り4泊のカプセル・ドミトリー提案もちゃんと反映してくれました。ここまではOK。

でも「じゃあ具体的にどこのカプセルホテルがいいのか」までは調べてくれない。「大阪市内のカプセルホテル(1泊2,000〜3,000円目安)」みたいなざっくりした提案で終わる。結局、楽天トラベルやじゃらんで自分で検索して、実際に空いている宿を探す作業が必要でした。

AIは「こういう種類の宿に泊まるといいよ」とは言えるけど、「この宿が空いていて安いよ」とは言えない。 リアルタイムの空室情報や価格は、予約サイトを自分で見るしかない。

④最新の情報が反映されていなかった

GPTsが提案したスポットの中に、臨時休業中の施設が含まれていました。AIの学習データには反映されていない変更がある。営業時間や定休日は、必ず公式サイトで自分で確認する必要がある。

⑤クーポンやキャンペーンの情報がない

旅行の節約で大事な「今使えるクーポン」「期間限定のキャンペーン」の情報はAIから出てこない。宿泊予約サイトのクーポンや学割情報は、結局自分で調べる必要がありました。


実際の旅行と比較してどうだったか

GPTsのプランと、実際の旅行を比較してみます。

項目GPTsの提案実際にやったこと
宿泊友人宅3泊+カプセル・ドミトリー4泊(具体的な宿名はなし)友人宅3泊 + カプセル&ドミトリー3泊
食事有名店中心(1食1,500円〜)ローカルな安い店中心(1食500〜1,000円)
観光ルート参考にした(エリアごとの効率的な回り方)GPTsのルートをベースに調整
京都3日間前半3日を京都に配置(清水寺・嵐山など提案)GPTsの京都プランをベースに調整
USJ5日目に提案 → 採用日程はGPTs通り
予算配分1日あたり約8,000円1日あたり約6,500円

観光ルートと日程配分はかなり参考になった。 「前半3日は京都、中盤は大阪市内、この日はUSJ」みたいな大枠の組み方はGPTsのプランをほぼそのまま採用しました。

一方で、食事と宿泊はGPTsの提案をほぼ無視して、自分の予算感に合った選択をしました。ここが「下書きとしては優秀、そのまま使うのは危険」の意味です。


今ならClaudeでも試してみたい

この旅行をしたとき、実はまだClaudeの存在を知りませんでした。当時はChatGPTしか使っていなかった。

今はClaudeをメインで使っているので、「同じ条件でClaudeにプランを作ってもらったらどうなるか」は気になるところ。特にClaudeは壁打ちの質が高いので、「このプランの予算感、大学生にとって現実的?」みたいな深掘り相談ができそう。

ただし、旅行GPTsのような「専門特化型」のモードはClaudeにはないので、プロンプトの書き方でカバーする必要があります。その分、自由度は高い。

AIツールの使い分けについては、NotebookLMとClaudeの使い分け記事AIツール比較記事で詳しく比較しているので、興味がある人はそちらも読んでみてください。

旅行GPTsは「旅行に特化した案内人」、Claudeは「何でも相談できる先輩」。どっちも使い方次第だモン!

AIで旅行プランを作るときのコツ

実際に使ってみてわかったコツを5つまとめます。

コツ①:条件は具体的に伝える

❌ 「大阪旅行のプランを作って」
✅ 「大阪7泊8日、予算5万円、大学生1人、2月、
   カプセルホテル可、行きは飛行機・帰りは夜行バス」

条件が曖昧だと、AIは「安全な提案」(=高めのホテル、有名レストラン)を出しがち。

自分の条件を全部伝えると、それに合わせたプランが出てくる。

コツ②:出てきたプランをそのまま使わない

AIのプランは骨組みとして使う。肉付け(具体的な店の選定、予約、クーポン確認)は自分でやる。

コツ③:宿泊費・交通費は必ず自分で確認

AIが提示する金額は目安であって、実際の予約サイトの料金とは違うことが多い。特に宿泊費は時期によって大きく変動するので、楽天トラベルやじゃらんで自分で検索してください。

>> 大学生が旅行を安くする方法で、具体的な節約術をまとめています。

コツ④:「修正してもらう」を前提にする

最初のプランが完璧なことはまずない。「食費をもっと抑えて」「この日は京都じゃなくて奈良に変えて」と修正指示を出す前提で使う。3〜4回やり取りすると、かなり良いプランになります。

コツ⑤:複数のAIに聞いてみる

余裕があれば、ChatGPTとClaude(またはGemini)の両方にプランを作ってもらう。

同じ条件でもAIによって提案が違うので、良いとこ取りができます。


まとめ:AIは「旅行計画のたたき台マシン」として最強

AIの得意なことAIが苦手なこと
観光スポットの網羅的な提案大学生のリアルな予算感
エリアごとの効率的なルート設計クーポン・キャンペーン情報
長期旅行の日程配分最新の営業時間・休業情報
時間帯付きのスケジュール作成具体的な宿泊施設名・空室状況の提案

AIに旅行プランを「丸投げ」するのはダメ。でも「下書き」として使うなら最強。

旅行の計画が面倒で「もういいや、ノープランで行こう」となりがちな人ほど、AIにたたき台を作ってもらう価値がある。ゼロから計画を組むのと、下書きを修正するのでは、かかる時間がまったく違います!

次の旅行計画、まずはAIに「条件」を投げるところから始めてみてください!

AIに丸投げはダメだけど、下書きとしては最強だモン!

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA